4月中に1次面接を受けた54.7%、最終面接を受けた39.7%、
多くの学生が引き続き活動中
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2024年卒の大学生・大学院生を対象に、2023年2月から2023年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施する。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回ごとに異なった追加調査の結果を2023年3月から2023年9月まで毎月発表。今回は「マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況」の調査結果を発表する。
調査概要
内容 | マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況 |
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調査期間 | 2023年4月25日~2023年4月30日 |
調査対象 | 2024年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生(調査時点) |
調査方法 | Web上のアンケートフォームより入力 |
有効回答数 | 1,944名 |
TOPICS
エントリーした 45.3%、エントリーシート提出 48.9%・通過 51.8%など
全体の半数前後が活動中
4月の活動状況では、企業にエントリーした(45.3%、前年同月比5.8pt減)、エントリーシートを提出した(48.9%、前年同月比4.7pt減)、エントリーシートが通過した(51.8%、前年同月比4.3pt減)など、全体の半数前後の学生が活動している状況だ。1次面接を受けた(54.7%、前年同月比5.8pt減)、最終面接を受けた(39.7%、前年同月比2.5pt減)についても、他の活動と同様に前年同月よりやや割合は低いものの、選考を受けている学生が多くいるようだ。
4月後半に受けた面接のうちWEB面接だった割合は66.6%、
面接を3回受けたら1回は対面
4月のWEB上での活動状況では、WEB面接(ライブ形式)を受けた(48.9%、前年同月比9.6pt減)は前年同月より減少したものの、約半数の学生が受けていた。4月前半に受けた面接のうちWEB面接だった割合は77.4%(前年4月前半 90.1%、12.7pt減)、4月後半に受けた面接のうちWEB面接だった割合は66.6%(前年4月後半 85.6%、19.0pt減)だった。4月後半では面接を3回受けたら1回は対面という状況で、それぞれ前年の同時期と比べて対面の比率が増えているものの、まだWEB面接のほうが多いようだ。
先輩と比較して就職活動が「(かなり+多少)楽になる」が
「(かなり+多少)厳しくなる」をわずかに上回る
先輩と比較して自分たちの就職活動が楽になるか、厳しくなるかと聞いたところ、約6割が「変わらない(58.1%、前月比1.5pt減)」と回答した。前月に比べて「(かなり+多少)楽になる(22.3%)」と回答した学生の割合が増加し(3.5pt増)、「(かなり+多少)厳しくなる(19.6%)」と回答した学生の割合をわずかに上回った。順調に就活が進捗し、志望企業の内々定を得られた学生がある程度いるためだと思われる。楽になると思う理由では「売り手市場(学生が有利)だと思うから(44.9%)」が最も高い割合で、次に高いのが「新型コロナウイルス感染症の影響が前年より少ないから(43.5%)」だった。
ライブ形式のWEB研究所見学・工場見学の参加経験があるのは、
理系学部生の13.0%、理系院生の19.4%
理系学生の4月の活動状況について、4月に企業の採用選考を受けたのは、理系学部生の53.2%(前年同月比8.3pt減)、理系院生の57.6%(前年同月比10.7pt減)で、いずれも前年同月より減った。これまでにジョブマッチングを受けたことがあるか聞いたところ、理系学部生の11.7%(前年比1.3pt増)、理系院生の34.4%(前年比2.0pt減)が受けたことがあると回答した。ジョブマッチングを受けた企業の業種で最も高い割合だったのは、理系学部生が「ソフトウエア・情報処理・ネット関連(36.2%)」、理系院生が「電子・電気機器(33.9%)」だった。これまでにオンラインインターンシップ・仕事体験のWEB研究所見学・工場見学に参加したのは、理系学部生の23.3%(前年比1.6pt増)、理系院生の37.2%(前年比0.7pt減)、ライブ形式のWEB研究所見学・工場見学に参加したのは、理系学部生の13.0%(前年比1.7pt減)、理系院生の19.4%(前年比7.8pt減)だった。
個別企業セミナーの参加経験がある割合は、対面式が41.8%、
ライブ形式が80.2%、録画形式が59.1%
個別企業セミナーの参加経験がある割合は対面式が41.8%(前年比4.8pt増)、ライブ形式のWEBセミナーが80.2%(前年比2.6pt減)だった。録画形式のWEBセミナーの視聴経験があるのは59.1%(前年比4.8pt減)だった。対面式の個別企業セミナーに参加して思ったことで最も割合が高いのは「企業の雰囲気を感じ取ることができる(48.9%)」で、次に高いのは「交通費や移動時間が負担になる(47.8%)」だった。ライブ形式のWEBセミナーに参加して思ったことで最も割合が高いのは「交通費や移動時間の節約になるのは助かる(55.5%)」だった。録画形式のWEBセミナーを視聴して思ったことで最も割合が高いのは「気楽に見られる(47.9%)」で、次に高いのは「見たいと思った時にいつでも見られる(46.1%)」だった。
対面式、ライブ形式、録画形式ともに、
セミナーの形態が参加・視聴のポイント・きっかけになることも多い
個別企業セミナーの情報を探す方法は「就職情報サイトのセミナー情報(61.6%、前年比1.1pt減)」の割合が最も高かった。予約経験がある割合は、対面式は41.5%(前年比2.3pt増)で前年よりやや増えたが、ライブ形式は81.2%(前年比3.1pt減)、録画形式は49.4%(前年比9.7pt減)で、それぞれ前年より減った。予約した個別企業セミナーを選んだポイント・きっかけでは、対面式、ライブ形式、録画形式ともに「その企業に興味があったから」の割合が最も高かった。また、対面式で「対面式のセミナーだから」が35.8%(前年比3.4pt増)、ライブ形式のWEBセミナーで「ライブ形式のWEBセミナーだから」が42.5%(前年比2.0pt減)、録画形式のWEBセミナーで「録画形式のWEBセミナーだから」が46.3%(前年比3.1pt増)となっており、セミナーの形態が参加・視聴のポイント・きっかけになることも多いようだ。つまり、対面式、ライブ形式、録画形式のすべてで個別企業セミナーを実施すれば、より多くの学生にアプローチできると言える。
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有効回答数内訳 | 文系男子 | 文系女子 | 理系男子 | 理系女子 | 総計 |
人数 | 315 | 580 | 487 | 562 | 1,944 |
詳細は下記よりPDFにてご覧ください。
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